屋根塗装の下地調整について

先日、外壁屋根塗装工事のため足場着工した大和市南林間N様邸。

本日は塗装工事前にとても大切な高圧水洗浄を行いました。洗浄終了後は二手に分かれ、サイディング外壁のシーリング打ち替えと、屋根板金の下地調整に入ります。最近の主流であるスレート屋根は棟が板金で出来ており、それらを繋いで貼り合わせています。さらにスレートとの固定を釘打ちで止めてあるのが通常の仕様です。

この棟板金が年数を経過すると、繋ぎ目のコーキングが劣化してひび割れたり、取れてしまったりします。さらに、固定している釘の頭が飛び出ることが多く、中には釘自体が抜けてなくなってしまう箇所もでてきます。真夏の時期に、板金が暑さで伸縮を繰り返し、年数が経つにつれて釘を押し出してしまうためです。そのため、台風などの強風で被害がでやすいのが、棟板金が飛ばされるという案件です。

その対策として、塗装工事を行う際に事前の下地調整をします。まずは、画像の赤いアンダーラインのように、棟板金の繋ぎ目すべてに新しいコーキングを打ちます。そして、赤丸箇所のように、固定用で打ち込まれている釘が飛び出ないよう、釘頭をコーキングで止めます。もちろん、コーキングを打つ前に飛び出ている釘はハンマーで打ち込み、さらには要所要所にビス止めも行います。

以上のように、下地調整を十分に施してから、メインである屋根の塗装工事に入るのがSTF エスティエフの特徴です。