洋瓦とは

洋瓦は、ジョリパット外壁の建物によく使われている、おしゃれで個性的な屋根材です。

この洋瓦、とくに粘土瓦のものは耐久性に優れているので、大体寿命が50年程度と長く、基本的には塗装によるメンテナンスは不要といえます。もともと表面に塗装を施していないため、年数が経過して塗装が剥がれるという心配もありません。さらに水や熱、防水性、通気性にも優れ、非常に丈夫であるということが特徴的です。そのため、紫外線による劣化や腐食、色落ちもないので、維持コストが安く経済的といえます。色も、オレンジ（画像参照）のほかにピンク、グリーンのバリエーションがあります。防水性が高いのは、陶器質のものは吸水しにくく、さらに雨水を落としやすい形状に作られているためです。また、通気性に優れているのも、洋瓦の山と谷の形状が空気を流れやすくしているからです。

ただ、洋瓦を検討される場合の注意点としては、施工費が高い傾向にあるということと、やはり瓦なので重量があるという点です。とくに屋根重量で懸念されるのが地震です。屋根の重量だけがすべてではないですが、屋根を軽くすることが、基本的には耐震性能も高くなります。屋根が軽いほど、建物に作用する地震の力が減り、壊れにくくなるといわれてます。

瓦はほかの屋根材とくらべて長持ちするのが特徴ですが、それでも10年～20年に一度の補修などのメンテナンスをお勧めします。とくに棟瓦のビスが緩んでいたり抜けていたりします。あとは、同じ棟瓦に使用されている「漆喰」の補修などです。STF エスティエフでは、外壁塗装の際に、屋根の補修メンテナンスはサービス工事の一環として行っております。