屋根が飛びやすい箇所

こんにちは！STF エスティエフです！

先日、引き合いをいただきましたお客様のところで、他業者から「屋根の釘が浮いている」と指摘され、それがいったいどういうことなのかわかりづらかったということで、ここで簡単にご説明します。以前にも本ブログに載せているかと思いますが、疑問に感じているお客様がまだまだたくさんいらっしゃるということで再度お伝えします。

釘が浮いているという箇所ですが、弊社含め、業者がまずいちばん目に入りやすく気づきやすいのが、スレート屋根の棟板金の釘頭です。遠目からでも比較的わかりやすく、日光に反射した釘の光り方などでも確認できたりします。長年紫外線に晒された板金の伸縮が影響したりしますが、放っておくと強風で板金が飛ばされる恐れがあります。とくに台風などの強風で、屋根で一番飛ばされやすい箇所が、スレート屋根の板金ともいわれています。

さらに言えば、最上部にある大棟（おおむね）と呼ばれる水平な棟が飛びやすいのですが、画像でもおわかりのように、この場合は隅棟（すみむね）という寄棟造り等で、大棟から四隅の軒先に向かって斜めに流れる棟が飛んでしまいました。

画像は、以前台風による被害で補修とメンテナンスをさせていただいたお客様なのですが、板金の下にある抜き板まで飛んでしまいました。画像のように、板金自体は実際かなり大きいものです。この時は近所の方の庭に舞い込み、翌日屋根が剥がれた状態の家を発見したため、持ってきて下さったそうです。その方に被害はなく、親切な方でよかったですが、大きな事故やトラブルになる可能性は非常に高いです。「備えあれば憂いなし」、早めのメンテナンスをお勧めします。