塗装前の大工工事

現在着工中の八王子市絹ケ丘Ｙ様邸では、外壁屋根塗装に入る前の木部補修工事、とりわけ窓枠の大掛かりな大工作業に入っております。

天然素材である木部は、水分や湿気を含むと膨張し、乾くと収縮します。その繰り返しが長年続き、とくに紫外線や雨風、空気中のホコリが原因でボロボロに劣化したり腐ったりするのですが、まさにＹ様邸がその状態です。

さらに、割れ目や反り返り箇所から雨水が侵入し、カビ、シロアリなどの被害も受けます。このように、木部は塗装や防腐剤処理など、こまめなメンテナンスが必要不可欠な建材です。

では、画像のような施工前の劣化した木部をどのように補修していくのかというと、まずしっかりとケレン作業をしたあと、1回目のパテを塗布します。さらに2回目のパテ処理をする前に、もう１度ケレンをかけます。そうすることによって、2回目のパテの食いつきが良くなり、剥がれにくくなります。実はこのケレン作業がとても重要で、3回目のパテ塗布の際にも同様に行います。

このように、パテ処理によって木部の補修をしていきますが、劣化状況によっては材木自体を取り替える場合もあります。もちろん、今回のような状況では、その両方の作業で補修をする予定です。

また後日、キレイになった仕上がり状況を、この場で報告しますので楽しみにしていてください！