ウレタン防水、トップコートの重要性

本日、八王子市西片倉Ｎ様邸の防水工事が完了しました。先週着工したのですが、雨天が続き、防水工事ということで乾燥期間も必要なため、本日完工となりました。今日は日曜日ではありましたが、施主様に無理をいって入らせて頂きました。ありがとうございました！

今回はベランダ防水ということで、ウレタントップコートによる施工です。まずはプライマーの下塗りを入れ、その後ウレタン1層、2層と計3回塗っていきます。ウレタンが乾燥後、仕上げとしてトップコートを2度塗りしますので、トータルで5回塗りの防水塗装工事ということになります。

では、なぜトップコートが必要かということを簡単にご説明します。まずは見た目が良くなります。さらに、防水の劣化を防ぐため、建物を保護するうえで大変重要な役割を果たします。なぜなら、ウレタンによる防水層によって、建物内に水が侵入するのを防ぐわけですが、その防水層が劣化すると雨漏りなどの現象が起きてしまいます。そのため、防水層を保護するための役目になるのがトップコートだからです。

また、トップコートには紫外線から保護するという役割もあります。とくに建物で、いちばん紫外線を多く浴びるのが屋上とベランダです。紫外線による防水層の劣化を防ぐためにも、保護膜を作ることが必要です。

さらに、トップコートには太陽の熱を伝わりにくくする遮熱効果があります。太陽光を反射させ、熱の侵入を防ぐことが可能なのです。あとは、防水層には粘着性があるのでゴミなどが溜まりやすくなりますが、それを防ぐこともでき、常に清潔感を保てるほか、滑り止めチップを混ぜることにより滑り止めにもなるため、トップコートの仕上げはとても重要といえます。