軒天について
2024/04/25
こんにちは!STF エスティエフです!
本日は、軒天についてご説明いたします。軒天とは、聞き慣れない言葉ですが、屋根周りをおおった軒先の裏側の部分のことで、軒裏ともいいます。昔の和風造りの家では、この軒天が長く大きいため、「軒下で雨宿り」といわれるほど、夏の突然の夕立ちなどで一時的に雨宿りができたものです。ただ、最近の住宅事情で、近隣との兼ね合いで、この軒天が非常に短く小さく造られているのが特徴です。
防火造りといわれる、外壁から軒天までが一体となった住宅以外では、ベニヤ板かケイカル板が使用されているのが一般的です。ケイカル板というのは、消化石などを水と混ぜて作る合板です。では、軒天はいったいどのような役割があるのでしょうか。もちろん、雨宿りのためではありません(笑)
まずは、外壁に直接雨風が当たらないようになっており、外壁への劣化防止に役立っております。また、屋根と外壁のつなぎ目からの雨水の侵入も防ぐ効果もあり、基本的には建物を雨から守ってくれています。しかしながら、年数が経過し劣化が進むにつれて外壁と屋根の間に隙間ができ始めると、そこから雨が入り込んでしまうため、定期的なメンテナンスが必要になります。
さらに、火災が起きた場合、延焼を防ぐ役割も果たします。炎は下から上に向かって燃え上がるため、軒天でいかに火事が燃え広がらないように食い止めるかが重要です。軒天に使用する建材は、基本的に耐火性に優れていますが、劣化したままにしておくと、その耐火性も発揮できなくなるので注意しましょう。
あとは、屋根裏の換気にもなります。小さい穴がたくさん付いた通気口によって、屋根裏の湿気や結露の防止にもなります。ただ、古い住宅では通気口がない場合が多いので、メンテナンスの際に新規に取り付けることをお勧めします。
このように、軒天は建物にとって大変重要な役割をもっています。ただし、劣化によって、その役割が果たせなくなるばかりか、剥がれたり破れたりすると、そこから鳥や小動物が入り込んだりするのでお気をつけください。
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