八王子と現場環境

こんにちは！STF エスティエフです！

来週から塗装工事着工予定の、八王子市鑓水の現場調査に行ってきました。素晴らしく環境の良いところで、とても癒やされる現場となりそうです。私たち職人チームも、人それぞれで、それこそ繁華街が現場だと異常にテンションの上がる職人もいれば(笑)、このように自然に囲まれた現場で、癒やされながら仕事ができるのを楽しみにする職人もいます。八王子という土地は、いろいろな環境で仕事ができるので、外仕事の我々にはもってこいの地域です。そこで、今日は着工前ということもあり、「鑓水」について少しだけご案内します。

鑓水は、大栗川の源流部にあたり、湧水が大変豊富だったそうです。そのため、多摩丘陵の斜面に槍のように尖らせた竹筒を打ち込んで、飲料水として得ていたのです。この方法を「ヤリミズ」と言い、地名の由来になったと言われています。

江戸時代のころ、鑓水は生糸の取引きで「江戸鑓水」と呼ばれるほどの賑わいがあり、鑓水商人と呼ばれる商人集団も生まれたそうです。また、鑓水で有名なのが「絹の道」です。

絹の道は、八王子市から横浜市までを結ぶ街道で、鉄道が発展する明治中期頃まで、横浜港に向けて輸出用の生糸が運ばれていたルートでもあります。1985年に、八王子市は指定史跡「絹の道」の保全と環境整備を目的とする基本構想を策定し、絹の道の中心施設となる休憩所つきの資料館が整備されることになりました。この資料館付近の、御殿橋から絹の道碑前までの絹の道(約1.5km )を市史跡に指定し、このうち約1kmの未舗装の部分は文化庁選定の「歴史道百選」にも選ばれているそうです。八王子は、とても素晴らしい街ですね！