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鉄部錆止め

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2024/05/22

八王子市T様邸は、養生も終わりシーリング工事と、シャッターBOXや小庇、水切りなどの鉄部の錆止め作業を行いました。シーリングについては、少し前の山伸マテリアル工場の施工の際にお伝えしてきたので、本日は鉄部錆止めに関してご案内します。

鉄部塗装において欠かせないのが、錆止め塗装です。建物には、屋根周りも含め、たくさんの鉄建材が使用されています。これらの鉄部は、ほっておくと劣化により錆が出てきてしまいます。鉄部塗装をするのは、その錆を防ぐことであり、錆によって鉄部が腐食し、強度が低下したり、穴が空いてしまったり見た目も悪くなってしまいます。このような問題を防御するために、鉄部塗装の際には必ず錆止め塗装が必要になります。

鉄部の表面に塗装をすることにより、鉄と空気の接触を遮断し、錆の発生を防ぐわけです。また、上塗り塗料との接着効果もあるため、錆止めの工程は必要不可欠なわけです。

錆止め塗料は、一般的には赤茶色のものが多く見られます。これは、昔は錆止め塗料の材料として使用されていた鉛丹、亜酸化鉛、塩基性クロム酸鉛といった原料が、赤い色をしていたことに由来するそうです。以前、お客様に「あれ?ここは赤でしたか?」と、何度か施工中に指摘されたことがありますが、錆止めという下塗りです、と説明した記憶があります。しかし、現在では錆止め塗料の色のパターンも増えてきました。上塗りの色によって使い分けができるようになったわけです。

このように、鉄部塗装の際に錆止め塗料を施すことで、鉄部の錆の発生を抑制します。錆止め塗装には、エポキシ樹脂系、油性系など、いろいろと種類があります。それぞれの特徴や用途を十分理解した上で、適切な錆止め塗料を選ぶことが重要です。

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