破風板、鼻隠しについて

外壁塗装というと、その名のとおり、外壁にばかり気がいってしまいがちですが、実はその他の付帯部といわれる箇所も、非常に大切なのです。昨日はＴ様邸で下塗りの錆止めまで入った、鉄部についてお話しをしましたが、本日は屋根周りにおいて重要な「破風板、鼻隠し」についてです。

破風板、鼻隠しというのは、画像の赤線のように、切妻(きりづま)屋根において、三角形の板の部分を破風板といい、その横側に伸びた雨樋(軒樋)が設置されてる板を鼻隠しといいます。屋根を構成する上で重要な部材なのですが、あまり一般的に認知されていないのが残念に思います。

破風板は、屋根の構造を強化し、外部の害的から建物を保護する役割を果たしています。破風板は、風や雨水の侵入を防ぐだけでなく、建物のポイントとなるデザイン要素も十分に兼ね備えています。Ｔ様邸では、画像のように、破風板を打ち付けている釘まわりにひび割れが出てきているのと、三角形を型取る板の繋ぎ目のコーキングがかなり劣化している状態のため、今回の塗装工事によってすべてメンテナンスされます。このように、破風板は屋根の機能と美観を両立させる、需要な要素なのです。定期的なメンテナンスにより、屋根の耐久性や建物全体の外観の美しさを保つことができます。

正面の破風板に対して、側面に設置されているのが鼻隠しですが、鼻隠しは屋根材の上に取り付けられ、屋根の先端部分を覆います。これによって、雨水、風が屋根の下に侵入するのを防ぎ、建物の内部を保護します。特に風の強い日などは、鼻隠しがないと屋根の下に風が巻き込まれ、建物内部にダメージを与える可能性があります。また、一般的には鼻隠しによって雨樋(軒樋)を支えている場合が多いので、定期的なメンテナンスは雨樋保護にもつながるので、こまめに行うことをお勧めします。そろそろ梅雨を迎える時期が近づいてきました。この機会に、建物のご相談をぜひSTF エスティエフまでお気軽にご相談下さい！