日塗工色見本帳とは

現在着工中の八王子市Ｎ様邸は、外壁塗装の中塗りまでが完了しました。今回、Ｎ様邸の外壁塗装の配色は「日塗工」といわれている、一般社団法人日本塗料工業会が出版している、日本の塗料用標準色の見本帳から選択しました。

2017年Ｊ版時点で、すでに632色が収録されており、塗料の色指定には欠かすことのできない日本の代表的なツールといえます。プロの塗装店や、設計事務所などには必ず１冊はある、定番色見本帳なのです。

この日塗工の色見本帳には、各色ごとに、日塗工の色番と一緒にマンセル値、マンセル番号が記載されています。このマンセル値というのは、美術教育者であるアルバート・マンセル氏が作り出した色の表現方法です。色の三属性である「色相」「明度」「彩度」を記号と数字で表しています。日塗工番号はマンセル値をもとにつくられており、マンセル値は塗料を含め様々なものを表すことができる数値になります。しかし、マンセル値は色を絶対的に示す数値ではなく、あくまでも参考の値だと考えた方が良いそうです。

また、色によって価格も変わります。一般的に、色が濃いほど値段が高くなります。さらに、同じ色でも塗料メーカーによってランクが異なる場合もあります。薄い色(淡彩)だと値段は安く、濃い色(濃彩)になるにつれて値段が高くなります。

ですが、現状STF エスティエフでは、日塗工に関するどの配色につきましても、追加料金は一切いただいておりませんので、まずはご報告まで。