塗料の希釈について
2024/07/18
塗装職人にとって、塗料の希釈は、数多い塗装工程のなかで、腕の見せどころのひとつでもあります。塗料を水やシンナーなどで薄める作業、それが塗料の希釈です。塗料自体は、そのままでも使用できる場合もありますが、基本的には希釈をして塗りやすさを高めていきます。塗りやすさ以外にも、気温や湿度に合わせて、濃度を調整することも目的とします。さらに、第3の目的として、ピンホールといわれる塗膜に小さな穴があく塗りムラの一種を防御することや、スプレーガンの穴を通りやすくし、吹き付け塗装のために適した濃度にする目的などもあります。希釈は、粘度調整を行う作業ですが、高くても低くても問題が生じます。たとえば、粘度が高いと塗料のタレは防げますが、塗りムラが出やすくなります。逆に低いと、塗りやすいがタレがでてきてしまいます。このように、粘度の設定、いわゆる塗料の希釈はとても重要な作業なのです。
では具体的に、希釈率の目安を見ると、塗料シンナーで15〜20%と、かなりの幅があります。その理由が先ほど述べたような、塗りやすさ、ローラーやスプレーガンなど機器の選択、あとは気候状況によるものです。特に気候状況でいうと、夏場は希釈率は低く、冬場は高める必要があります。
以上のように、塗料希釈率を無視し、不適切な希釈率で塗装を行った場合、施工不良や塗料自体の機能を発揮できないといった不具合が生じてしまいます。フッ素塗料で高額施工をしたにも関わらず、20年もたずに劣化が始まってしまったという、お客様からの実際の声も聞いたことがありますが(もちろん弊社以外の施工例です)、この案件は塗料希釈率もかなり影響をしていると考えられます。STF エスティエフでは、一級塗装技能士資格をもった、経験豊富な職人による施工なので、安心してお任せください!
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